(English below)
1958年 佐賀市生
九州大学文学部哲学科卒業・同修士課程修了(西洋哲学史)
会員
国際美術評論家連盟日本支部(AICA Japan)、基礎デザイン学会、デザイン史学研究会、日本ドイツ学会、西日本哲学会、写真の会、Oracle Photo メンバー
川崎市市民ミュージアム (以下 kcm) 在籍中、写真、デザイン、現代美術に関する展覧会のキュレーションを行う。
同館退職後、2017年よりインディペンデント・キュレーター / クリティック として活動。
展覧会のキュレーション、書籍・展覧会カタログ・雑誌・新聞・ウェブでの評論活動、大学、美術館等での講義・講演を行う。
2019年のバウハウス100周年を祝う、bauhaus100 japanプロジェクトを推進。
2019年から2020年にかけて、国内5つの美術館を巡回する企画展「きたれ、バウハウス」監修者の1人。( ミサワバウハウスコレクション学芸員 杣田佳穂 と共同 )
2023年、東京綜合写真専門学校の創設者であり写真評論家として活躍した重森弘淹による批評誌『写真批評』50年ぶりの復刊に向け編集委員として携わる。2023年4月より編集長。「写真批評」復刊第2号 特集 写真について語ること
2023年12月から海外巡回がスタートした国際交流基金主催の展覧会「現代日本デザイン100選」に企画選定委員として関わる。
これまでの出版
著書『生きるアート 折元立身』(美術出版社, 2024)
編集委員『写真批評』復刊第1号特集 写真批評のトポロジー (東京綜合写真専門学校出版局, 2023)
編著『吉村朗の眼 Eyes of Akira Yoshimura』(さいはて社, 2022)
共著『現代写真アート原論「コンテンポラリーアートとしての写真」の進化形へ』(フィルムアート社, 2020)
編著『Akira Yoshimura Works: 吉村朗写真集』(大隅書店, 2014)
著書『光のプロジェクト 写真、モダニズムを超えて』(青弓社, 2007)[ 平成20年度日本写真協会学芸賞受賞 ]
訳書『写真の哲学のために』(ヴィレム・フルッサー著 勁草書房, 1999)
などがある。(publications アーカイブはこちら)
手がけた代表的展覧会
「現代日本デザイン100選」(2004, 2012, 2023 国際交流基金 海外巡回展、共同キュレーション)
「きたれ、バウハウス」( 2019-2020 )
「生きるアート ART x LIFE 折元立身」( 2016 kcm )
「WA 現代日本のデザインと調和の精神」( 2008 国際交流基金巡回、共同キュレーション )
「写真ゲーム」( 2008 kcm )
「現代写真の動向 outer/inter 」( 2001 kcm )
「遠・近 ベッヒャーの地平」( 1997 kcm )
「現代写真の動向 another reality」 ( 1995 kcm )「バウハウスの写真」( 1997 kcm )
「バウハウス 芸術教育の革命と実験」( 1994 kcm )
などがある。(curated exhibiton アーカイブはこちら)
*kcmは、川崎市市民ミュージアムの意味
最近の執筆(2019-2024)
2024
「生きるアート 折元立身」(美術出版社, 2024.2.10)
https://bijutsu.press/books/5411/
「写真の会 会報 第八八号」(写真の会, 2024.1.20)
「『写真批評』復刊第2号 特集 写真について語ること」(東京綜合写真専門学校出版局, 2024.10.13)
https://press.tcp.ac.jp/pressrelease2410
2023
「『写真批評』復刊第1号特集 写真批評のトポロジー」(東京綜合写真専門学校出版局, 2023.2.20)
https://press.tcp.ac.jp/pressrelease2210/
「バウハウス閉校から90年。ナチスが奪った表現の現在地点とこれから」(ウェブ版美術手帖, 2023.2.19)
https://bijutsutecho.com/magazine/insight/26640
「写真の会 会報 第八七号」(写真の会, 2023.2.18)
「遊走する視線」(寺崎珠真 写真集「Heliotropic Landscape」蒼穹舎, 2023.11.7)
http://www.sokyusha.com/detail/pg5144469.html
「デザインとは表現的である」(pp.80–87『デザイン史学』第20号 ( 2023年度 ), 2023.12.1)
“Design is Expressive”, Design History, Issue 20 2023, pp.103-110, 2023.12.1
2022
編著『吉村朗の眼 Eyes of Akira Yoshimura』(さいはて社, 2022)
「ヒルマの波紋」( pp.14–17, 映画『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリンとの世界』, トレノバ, 2022.4.9 )
「デザイン展のキュレーション」(『美術評論家連盟会報』22号, 2022.1.22)
https://www.aicajapan.com/ja/no22fukagawa/
2021
「ポスト・バウハウス100の夢」(pp.99–114『デザイン史学』第18号(2021年度), 2021.12.20)
“Dreams of Post-Bauhaus 100”, Design History, Issue 18 2021, pp.151-167, 2021.12.20
http://dhwj.org/journal/journal18/
「描く」ことの根源への投企。深川雅文 評 村田峰紀+盛圭太「庭へ」展 (ウェブ版美術手帖、2021.9.25)
https://bijutsutecho.com/magazine/review/24605
展評「アナリティカ『室内経験』展」 飯島暉子 個展「室内経験」展覧会図録(2021.11.30)
(キュレーター中本憲利)
2020
bauhaus100 japan プロジェクトから見えてきたもの (美術評論家連盟、2020.11.14) https://www.aicajapan.com/ja/no21fukgawa/
デサフィナード✴︎ / わたしたちは、いま、どこにいるのか (KANA KAWANISHI GALLERY、2020.6.6.- 7.18)
https://www.kanakawanishi.com/exhibition-026-takeshi-fujimura
藤村 豪 個展『誰かの主題歌を歌うときに』(2020.6.6.- 7.18)に寄せて
大修館書店 「英語教育」連載 (2020年4月ー6月)
4月号「バウハウスの誕生:1919年 ヴァイマール」、5月号「バウハウスの展開:ヴァイマールからデッサウへ」、6月号「バウハウスの終焉:デッサウからベルリンへ」
痕跡としてのX (2020.2.21)
https://www.mfukagawa.com/post/essay_two_people
ユニット「二人」(宇田川直寛、横田大輔) による「二人のショー」展、ミニカタログ掲載テキスト (本展キュレーター)
(第12回恵比寿映像祭 YEBIZO MEETS 地域連携プログラム) (工房親、2020.2.1 - 2.29)
被災した川崎市市民ミュージアムとはどのような美術館なのか? 国内屈指のコレクションについて元学芸員に聞く (聞き手=橋爪勇介)
(ウェブ版美術手帖、2020.2.8) https://bijutsutecho.com/magazine/insight/21302
水没した川崎市市民ミュージアムの収蔵品救出状況が明らかに。今年度中に地階からの浸水作品搬出を目指す
(ウェブ版美術手帖、2020.2.3) https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/21286
2019
担当執筆『バウハウス100年映画祭 パンフレット』 ( pp. 8 - 10 「バウハウス ある革命の行方」) ( トレノバ、2019.11.23 )
「バウハウスへの眼差し EXPERIMENTS」展 趣旨文 (東京綜合写真専門学校、2019年10月21日〜11月22日開催)
https://www.mfukagawa.com/post/eyes_on_bauhaus_experiments
東京綜合写真専門学校設立60周年に際して、バウハウス開校100年に連帯する写真展「バウハウスへの眼差し EXPERIMENTS」の趣旨文
執筆論文『開校100年 きたれバウハウス ―造形教育の基礎―』( pp.160 - 163「メディアの発見 ー統合の場としての写真の実験ー」、pp.185-186「山脇巌の写真について」)( アートインプレッション、2019.8.3 )
共編著『現代写真アート原論「コンテンポラリーアートとしての写真」の進化形へ』 ( フィルムアート社、2019.03.26)
「アウェー: 安西剛」展 トーク ( 2019年2月9日開催 ) 備忘録
https://www.mfukagawa.com/post/tsuyoshianzai_inaccessibility
安西剛の個展「アウェー: 安西剛」展 (第11回恵比寿映像祭 地域連携プログラム) でのトークに基づき、本展キュレーターとして安西の作品を分析したテキスト (工房親、2019.2.3. ー 2.28)
などがある。( publication, criticism, archives)
最近の講義・演習
「企画と展示」(2023, 東京工科大学 デザイン学科)
「テクノ画像の宇宙へ」( 2020 − 2023, 武蔵野美術大学大学院 映像学科 )
「視覚文化論 I, ll」( 2018 − 2024, 東京綜合写真専門学校 )
「Media & Photography ( M&P )」( 2019 − 2022, 立教大学 写真文化論 )
「Visual culture & Technology ( V&T )」( 2017・2018, 立教大学 視覚文化論 )
「テクノ画像の宇宙を超えて」( 2019, 多摩美術大学芸術学科 映像文化史研究 ゲスト講師)
「DRIVING BAUHAUS」( 2019, 多摩美術大学 美術学部 情報デザイン学科 メディア芸術コース「社会創造論」ゲスト講師)
「テクスト演習『写真の哲学のために』(ヴィレム・フルッサー) 」( 2022, 埼玉大学 教養学部 )
沖縄県立芸術大学大学院、埼玉大学教養学部
などがある。( lecture アーカイブはこちら)
Masafumi Fukagawa
Independent Curator / Critic
1958 born in Saga City, Japan
Since 1986, living and wroking in Yokohama City.
B.A.at Kyushu University Faculty of Literature, major in Philosophy, graduated from Department of Literature
M.A.in History of Western Philosophy, at Kyushu University
While working as curator at the Kawasaki City Museum (hereafter referred to as kcm),1988-2016, curated many exhibitions concerning photography, design and contemporary art.
To celebrate the centenary of Bauhaus in 2019, I supervised the traveling exhibition "Come to Bauhaus !" as a member of bauhaus 100 japan comittee. Five Museums in Japan for the traveling exhibition ( from 2019 to 2020 )
●Member
*AICA JAPAN was founded as the Japanese section of the International Association of Art Critics (AICA = Association Internationale des Critiques d’Art)
Society for the Science of Design, Japan, Design History Workshop Japan, Japanische Gesellschaft für, The Philosophical Association of Western Japan, Society of Photography,Oracle Photo
●Award
Photographic Society of Japan Awards
Scholastic Achievement Award,2008
●The representative exhibitions that I worked on, are
"The Bauhaus - Revolution and Experiment of Art Education" (1994, kcm)
"another reality - Aspects of contemporary photography 1995"(1995, kcm)
"Photography at the Bauhaus" (1997, kcm)
"Distance and Proximity: Horizons of Bechers and their Students" (1997, kcm)
"outer/inter- Aspects of contemporary photography 2001" (2001, kcm)
"Game of Photography" (2008, kcm)
"WA: The Spirit of Harmony and Japanese Design Today" (2008 International exhibition of Japan Foundation, curated by 4 curators including me )
"TATSUMI ORIMOTO: ARTxLIFE" (2016, kcm)
"Come to bauhaus!" (2019-2020, Five Museums in Japan for the traveling exhibition) and others.
●Books:
"A Project of Light - Photography beyond Modernism"( Seikyu-sha 2007 Tokyo)
〔Translation〕"Vilém Flusser: Towards a Philosophy of Photography" ( Keiso-shobo 1999 Tokyo)
●Writing: reviews and essays on contemporary art, design and photography,
●Curating: exhibitions at galleries and museums in Japan and abroad.
●Lectures and talks at universities, colleges, museums and symposiums in Japan and abroad.
A recent lecture is entitled "Visual Culture & Technology ( V&T )" (2017 at Rikkyo University, 2018 - 2021 at Tokyo College of Photography) "Media & Photography (M&P)"(2019 at Rikkyo University) and so on.
●The bauhaus 100 japan project as a member of the bauhaus 100 Japan committee, celebrating the 100th anniversary of the Bauhaus in 2019.